- Core i7-13700と相性の良いグラボはどれなの?
- 最適なグラボを選びたい!
- ボトルネックは発生しない?
- Core i7-13700搭載のコスパの良いゲーミングPCを教えて!
本記事ではこのような悩みを解消します。
結論、Core i7-13700は「RTX4070」や「RTX4070 SUPER」あたりのミドルクラスのグラフィックボードと組み合わせるのがおすすめです。
また、マルチコア性能も高いのでゲーム配信や動画編集も可能です。
前半で「Core i7-13700の性能や他CPUとの比較」、後半で「組み合わせるのにおすすめのグラボ、Core i7-13700搭載おすすめモデルの紹介」を紹介しているので参考にしてください!
Core i7-13700ってどんなCPU?
Core i7-13700は16コア24スレッドと、ゲーミング性能&マルチコア性能が従来のCore i7-12700と比べてパワーアップしているCPUです。
ミドルクラスのグラフィックボードと相性が良く、フルHD/WQHDのゲーム環境を快適にしてくれます。
マルチコア性能も向上しており、ゲーム配信や動画編集などの複数の作業を同時に処理できるのでクリエイターにも最適です。
【Core i7-13700基本情報】
モデル | Core i7-13700 |
コア数 | 16コア |
スレッド数 | 24スレッド |
Pコア数 | 8コア |
Eコア数 | 8コア |
ベースクロック | 2.1GHz |
最大クロック | 5.2GHz |
L2キャッシュ | 24MB |
L3キャッシュ | 30MB |
TDP | 65W |
販売価格 | 56,000円 |
以下では、Core i7-13700の特徴について説明します。
Core i7-13700の特徴4つ
- Pコア8個、Eコア8個の計16コア
- 最大クロックが5.2GHzに増加
- L2キャッシュが24MBに増加
- 消費電力が従来のモデルより高い
Pコア8個、Eコア8個の計16コア
Core i7-13700は、Eコアが4コアから8コアに増えてマルチコア性能が向上してます。
スレッド数も24に増加し、ゲーム配信や動画編集などの複数のタスクを処理可能にしてくれます。
ゲーミングPCにおいてのPコアの役割はゲームのメイン処理を担当、例えるならチームのエース。
Eコアの役割はバックグラウンドタスクや軽負荷な処理を担当、例えるならチームのサポート役。
PコアとEコアは、それぞれ異なる役割を分担することで、高いゲームパフォーマンスと省電力を両立しています。
最大クロックが5.2GHzに増加
最大クロックが5.2GHzにまで向上しました。
これは従来のCore i7-12000シリーズと比べて約10%の処理速度向上に相当します。
5.2 GHzという高い最大クロックにより、ゲームなどの処理を従来よりも高速に処理できます。
L2キャッシュが24MBに増加
L2キャッシュとは、CPUが頻繁にアクセスするデータを一時的に保存する場所です。
L2キャッシュの容量が多いほど、CPUはデータをより速く処理可能になり、処理速度が向上します。
L2キャッシュが従来の12MBから24MBに倍増したことにより、以下のメリットをもたらします。
消費電力が従来のモデルより高い
Core i7-13700は、従来のモデルよりも最大クロックが向上していますが、消費電力も増加しています。
ですが、デメリットは省エネ面が目立つくらいで、重要なゲーミング性能はしっかり向上しています。
販売価格は約5万円と高価ですが、そのゲーミング性能やマルチタスク性能を考えると非常にコストパフォーマンスの高いCPUと言えるでしょう。
Core i7-13700の性能を比較
次に、Core i7-13700と他のCPUの性能を比較してみましょう。
Core i7-12700 | Core i7-13700 | Core i7-14700F | Ryzen 7 7800X3D | Ryzen 7 5700X | Ryzen7 7700X | |
コア | 12コア | 16コア | 20コア | 8コア | 8コア | 8コア |
スレッド | 20スレッド | 24スレッド | 28スレッド | 16スレッド | 16スレッド | 16スレッド |
ベースクロック | 3.3GHz | 2.1GHz | 2.1GHz | 4.2GHz | 3.8GHz | 4.5GHz |
最大クロック | 4.9GHz | 5.2GHz | 5.4GHz | 5.0GHz | 4.3GHz | 5.4GHz |
L2キャッシュ | 12MB | 24MB | 28MB | 8MB | 4MB | 8MB |
L3キャッシュ | 25MB | 30MB | 33MB | 96MB | 32MB | 32MB |
PBP | 65W | 65W | 125W | 120W | 105W | 105W |
販売価格 | 46,000円 | 56,000円 | 59,000円 | 48,000円 | 26,000円 | 42,000円 |
Core i7-13700は16コア24スレッド、最大クロック5.2GHz、L2キャッシュ24MBと、全体的なスペックが高いです。
ゲーミングだけでなく、動画編集やゲーム配信など幅広い用途におすすめと言えますね。
Core i7-13700におすすめのグラボを紹介
Core i7-13700と組み合わせるのにおすすめのグラボを紹介します。
おすすめのグラフィックボードは以下の4つです。
おすすめグラボ
- RTX4060 Ti
- RTX4070
- RTX4070 SUPER
- RTX4070 Ti SUPER
上記の4つは、主にフルHD、WQHDでのゲーミングを得意領域としています。
「CPUの性能と価格」と「グラボの性能と価格」のバランスが良くボトルネックを回避でき、グラボの性能を上手く引き出すことが可能です。
グラフィックボード性能表
フルHD | WQHD | 4K | |
RTX4060 Ti | ◎ | △ | ✕ |
RTX4070 | ◎ | ◎ | △ |
RTX4070 SUPER | ◎ | ◎ | △ |
RTX4070 Ti SUPER | ◎ | ◎ | ◎ ゲームによっては△ |
RTX4080 SUPER | ◎ | ◎ | ◎ |
Core i7-13700の役割としては、グラボのゲーミング性能を上手く引き出してあげることです。
CPU性能が低いと、グラボの性能をフルに活かせないので注意!
Core i7-13700搭載モデルを紹介
最後に、Core i7-13700を搭載した高コスパモデルをご紹介します。
今回紹介するBTOメーカーはこちらです。
- マウスコンピューター
- フロンティア
- STORM
マウスコンピューターは国内生産&高品質が特徴で、24時間電話サポートがあるなどアフターサポートが手厚いです。
フロンティアはとにかくコスパが最強で、セールのモデルがめちゃくちゃ安いです。
STORMは白いPCケースが特徴的で、見た目もコスパも抜群です。
3つのモデルをピックアップしたので参考にしてください!
マウスコンピューター:G-Tune PG-I7G6T
マウスコンピューターより引用
価格 | 249,800円(税込) |
CPU | Core i7-13700F |
CPUクーラー | 水冷 |
GPU | GeForce RTX 4060 Ti |
メモリ | DDR5-5600 16GB |
ストレージ | SSD 1TB NVMe |
電源 | 750W 80PLUS BRONZE |
STORM:PGS-PSKTi47
STORMより引用
価格 | 305,000円(税込) |
CPU | Core i7-13700F |
CPUクーラー | 空冷 |
GPU | GeForce RTX 4070 Ti SUPER |
メモリ | DDR4-3200 32GB |
ストレージ | SSD 1TB NVMe |
電源 | 850W 80PLUS GOLD |
フロンティア:FRGHB760/M306【販売終了】
フロンティアより引用
価格 | 244,800円(税込) |
CPU | Core i7-13700F |
CPUクーラー | 空冷 |
GPU | GeForce RTX 4070 SUPER |
メモリ | DDR5-4800 32GB |
ストレージ | SSD 1TB NVMe |
電源 | 850W 80PLUS GOLD |
ミドルクラスのグラボと組み合わせよう!
Core i7-13700は高いゲーミング性能とマルチコア性能を両立しているので、RTX4070やRTX4070 SUPERなどのミドルクラスのグラフィックボードと組み合わせましょう。
最後に、本記事のおさらいをしましょう。
なお「CPUと主要なグラボの相性を知りたい!」という人は、以下記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。