- ゲーミングPCのメモリは16GBで本当に足りるの?
- 16GBと32GBのメリット・デメリットを知りたい!
- 16GBと32GBの違いを教えて!
本記事ではこんな悩みを解決できます!
結論、ゲームをプレイするだけなら「16GB」で足ります。
しかしゲーム配信したい方や、ゲームしながら動画を観たい方は「32GB」がおすすめです。
前半で「16GBと32GBの違い」、後半で「16GB・32GBのメリット・デメリット」を紹介しているので、ぜひ読んでみてください!
ゲーミングPCのスペックとは?
まずは、ゲーミングPCのスペックについて簡単に説明していきますね。
ゲーミングPCのパーツで超重要なのは以下の4つです。
ゲーミングPC重要パーツ
1.GPU(グラフィックスカード)=グラフィックス性能に関わるパーツ※一番重要
2.CPU=ゲーム処理能力に直結しており、GPUの性能を引き出すのに重要なパーツ
3.メモリ=容量が多いと同時に複数のプログラムやタスクを効果的に処理できる
4.ストレージ容量=容量が多いとたくさんのゲームタイトルやデータを保存できる
これら4つのパーツのバランスを上手く選択し、相互に最適な組み合わせを見つけることで、ゲーミングPCのスペックが決まります。
ストレージとメモリの違いは?
ゲーミングPCにおけるストレージとメモリの違いを簡単に説明します。
ストレージ
- 役割:データの永続的な保存を担当。読み書き速度はHDDよりもSSDの方が速い。
- 例えると:作業台の引き出しで、大きな引き出しなら多くのゲームやデータをしまえます。
メモリ
- 役割:一時的にデータを保持し、処理に使用する。
- 例えると:作業台の広さで、作業台が広いほど同時に多くの作業やプロジェクトを進めることが可能。同様に、メモリも大きいほどコンピュータが同時に多くのプログラムやタスクを処理できます。
ゲーミングPCにおいてメモリの重要性は?
ゲーミングPCにおいてメモリの重要性は、快適なゲームプレイや高いパフォーマンスに関わっています。
メモリの重要性
- 複数のタスク処理
- 高解像度ゲームと大規模なワールド
- 快適なマルチプレイ
- 将来の拡張性
複数のタスク処理
ゲーミングPCではゲームをプレイするだけでなく、同時にストリーミング、動画編集、ウェブブラウジング、ゲーム配信など、複数のタスクを同時にこなすことが多々あります。
十分なメモリ容量があれば、これらのタスクをスムーズに切り替えながら行え、快適に作業できます。
特に、ゲーム配信する人は多めの「32GB」は欲しいですね。
高解像度ゲームと大規模なワールド
最近のPCゲームは高解像度で美麗なグラフィックスや、大規模なオープンワールドが特徴です。
これらを処理するには大量のデータがメモリに一時的に保存される必要があります。
十分なメモリがないと、ゲームがカクカクしたり読み込みが遅れることがあります。
またフルHDではなく「4K」の綺麗な映像でプレイする際も、メモリの容量は大きく関わってきます。
快適なマルチプレイ
オンラインのマルチプレイでは、他のプレイヤーの行動やマップの情報を即座に処理する必要があります。
メモリの速度が速いほど、他のプレイヤーとのリアルタイムの競り合いで有利になるのでメモリは非常に重要です。
FPSゲームを中心にプレイする人はメモリのスペックも気にかけましょう。
将来の拡張性
今のところ十分なメモリがあっても、将来的にゲームが要求するメモリ量が増える可能性があります。
将来性を考え、余裕をもってメモリを搭載することが重要です。
スペック不足に悩まされるのは避けたいですね。
総じて、メモリはゲーミングPCにおいてスムーズで効率的な動作を実現するために不可欠な要素であり、その重要性は高いです。
十分な容量のメモリを選ぶことで、ゲームパフォーマンスが向上し、快適で効率的な作業環境を構築できます。
メモリが不足するとどうなるの?
ゲーミングPCにおいてメモリが不足すると、以下のような問題が発生する可能性があります。
つまり十分なメモリが確保されていないと、ゲームプレイのクオリティが低下し、動作が不安定になる可能性が高まります。
そのため、ゲーミングPCでは適切なメモリ容量を検討することが重要と言えますね!
16GBと32GBの特徴・違いを簡単に解説
16GBと32GBは何が違うのか気になりますよね。
そこで16GBと32GBのメモリの違いを例えを交えて簡単に説明します!
16GBのメモリ
- 適している用途: 通常のPCゲームやフルHDでのプレイ、一般的なデスクトップでの作業。
- 特徴: リーズナブルな価格で、多くのユーザーにとって充分な容量。
- 例えると: 作業スペースがそこそこ広くて、一般的な作業をするのに十分な広さがある。
32GBのメモリ
- 適している用途: 高度なマルチタスク、大規模なデータ処理、4Kゲーミング、プロフェッショナルな作業。
- 特徴: 高い処理能力で大規模な作業や、将来性の拡張に対応できる。
- 比喩: 作業スペースが非常に広く、多くの作業を同時に行える。
お互いの特徴や違いを理解した上で、自分が「何のゲーム」を「どのようなゲーム環境、プレイスタイル」で遊ぶかを事前に決めておくことが重要です。
16GBのメリット・デメリットとは?
まずは、16GBのメリット・デメリットをピックアップしました。
16GBか32GBかで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください!
16GBのメリット2つ
まずは16GBのメリットから掘り下げていきましょう。
16GBのメリット2つ
1.一般的なPCゲームやアプリケーションに適している
2.予算にやさしい
メリット1:一般的なPCゲームやアプリケーションに適している
ほとんどのPCゲームや一般的なタスクをこなすには十分な容量であり、多くのユーザーにとって十分な性能を発揮してくれます。
FF14やApex Legendsは推奨メモリが「8GB」なので、16GBあれば十分ですね。
メリット2:予算にやさしい
16GBは比較的リーズナブルな価格でカスタマイズでき、予算内で高性能なゲーミングPCを構築するための選択肢となります。
マウスコンピューターのゲーミングPCブランド「G-Tune」だと、16GBから32GBに増設する場合(注文時)に15,400円もかかってしまいます。
予算をできるだけ抑えたい方は「16GB」がオススメ!
16GBのデメリット3つ
続いて16GBのデメリットについて解説していきます。
自分のゲームスタイル、目的によってはデメリットになるので、自分の目的と比較してみてください。
16GBのデメリット3つ
1.高度なタスクやマルチタスクに制約がある
2.将来のゲームの要求スペックに対応できない可能性がある
3.4K環境での快適にゲームプレイできない可能性がある
デメリット1:高度なタスクやマルチタスクに制約がある
複雑なタスクや同時に多くのアプリケーションを実行する場合、メモリが制約となり、ゲームパフォーマンスが低下する可能性があります。
ゲームをしながら同時に違うアプリケーションを使用する場合、メモリが不足するとゲームがカクついたりします。
複数の作業を同時進行したい場合は、「32GB」がオススメです。
デメリット2:将来のゲームの要求スペックに対応できない可能性がある
最近のAAA級のPCゲームは要求スペックが高く、16GBが推奨のゲームが多いです。
「将来性を考えて16GBだとなんだか不安…」という方は、32GBを選択しておけば余計なストレスを感じないでしょう。
デメリット3:4K環境での快適にゲームプレイできない可能性がある
フルHDでのプレイを考えているのであれば気にしなくても大丈夫ですが、4Kで遊ぶとなると16GBだと足りなくなる可能性があります。
FF15のようなグラフィック重視のゲームを、4Kの超美麗な映像でプレイしたいとなると32GBは必要でしょう。
16GBに向いている人
16GBに向いている人
- 一般的なゲーマー、ライトゲーマー
- 予算を抑えたい人
- フルHDでのゲームプレイをする人
- ゲーム配信をしない人
特に「ゲーム配信はしない!普通にPCゲームをするだけ」と思っている人は、16GBで問題ないでしょう。
「画質にこだわりもなくフルHDでも全然OK!」という人も、16GBが向いています。
32GBのメリット・デメリットとは?
次に32GBのメリット・デメリットを解説していきます。
16GBと32GBを比較したい方は、読み進めてみてください。
32GBのメリット5つ
32GBのメリット5つ
1.ゲーム配信するのにスペック不足に悩まない
2.4Kの綺麗なグラフィックで遊べる
3.動画編集やゲームをしながら動画視聴が快適
4.高度なタスクやマルチタスクに向いている
5.将来の高い要求スペックに対応
特に大きなメリットはゲーム配信ができる点ですね。
4K環境でゲームプレイしたい人も32GBあると対応できるのは嬉しい点です。
また将来的に高い要求スペックに対応できるので、安心感があります。
32GBのデメリット
32GBのデメリット2つ
1.予算に影響
2.一般的なゲーミングやタスクには余りがち
特に、32GBのゲーミングPCを持っているのに普通にゲームするだけだと、オーバースペックになりもったいないです。
予算のことを気にしなければデメリットはほとんどないと言えますね。
メモリを決める際は、事前にゲームの目的を決めておきましょう。
32GBに向いている人
32GBに向いている人
- ゲーム配信したい人
- ゲームをしながら動画を観たい人
- ゲームをしながら複数のブラウザを開く人
- 動画編集などのクリエイティブな作業もする人
- 4K環境で快適にプレイしたい人
- 予算に余裕がある人
- 16GBだと将来的に不安な人
上記の項目が1つでも当てはまっているのなら、「32GB」にするのがオススメ。
16GBか32GBで迷っているなら思い切って32GBを選択するのがいいと思いますよ!
人気ゲームタイトル別推奨メモリ一覧
人気のゲームタイトルの推奨メモリをまとめましたので参考にしてください。
ゲームタイトル | 推奨メモリ |
FF14 | 8GB |
ヴァロラント | 8GB |
Apex Legends | 8GB |
オーバーウォッチ2 | 8GB |
FF15 | 16GB |
PUBG | 16GB |
フォートナイト(最高設定) | 16GB |
エルデンリング | 16GB |
Cyberpunk 2077 | 16GB |
ホグワーツ・レガシー | 16GB |
今後16GB以上のスペックを要求されるかもしれないので、個人的には「32GB」あると安心しますね。
スペック不足の不安はかなりのストレスになるので、メモリは大いに越したことはないでしょう。
迷っているなら32GBがオススメ!将来性も考慮しよう
冒頭でも言いましたが、普通にゲームするだけ(4KじゃなくてフルHDで)なら「16GB」で問題ないです。
もしも、なんとなく16GBだと不安だと感じるのであれば「32GB」にするのがオススメです!
みなさんにはスペック不足にストレスを感じることなく、楽しくゲームをプレイしてほしいので今回の記事が参考になったら嬉しいです。
大事なことは「何のゲームをプレイするのか」「どのような環境でゲームをプレイするのか」です。
ゲーミングPCを購入する前にしっかり決めておきましょう!